東京の穴場
~東京都台東区谷中~
戦争で東京中が焼野原になった時でも、朝倉彫塑館のある谷中界隈は焼失を免かれ、戦前からの町のたたずまいがまだそこごこに残っている。
コンクリート打ち放しの彫塑館は、その黒い外壁のせいか、周囲の風景に溶けこんでいて、落着いた雰囲気がある。
朝倉彫塑館はアトリエと、建物のほぼ中央に池を抱く、数寄屋造りの住居とで構成されている。
三階吹き抜けのアトリエには、朝倉文夫の代表作「墓守」「進化」や、高さが五メートルもある「大隈重信像」「後藤新平像」など、著名な人物の銅像があり、常時五十点近く展示されている。