女性に非情な日本的経営 4
第一次オイルショックを最もうまく乗り切ったのが日本(および西独)でしたが、それはひとえに個々の企業や個人が一丸となって血の出るような合理化を行なったからでしょう。
日本的な経営が行なわれている職場は、日本人の生活の中で非常に大きなウェイトを占めています。
日本人にとって、勤務先の企業や会社は、単に契約に基づいて自分の能力や時間を提供し、引きかえに賃金を得るところではありません。
むしろ、全人格的にそこに属し、社会的な存在証明を得るところです。
個人が会社(組織)との強い一体感を醸成し、情緒的な深い結合をもっている例はいたるところでみられます。
まさに会社は利益をあげることを目的として形成される機能集団であるというより、全人格的に帰属する共同体そのものでしょう。