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2010年10月 アーカイブ

女性に非情な日本的経営 8

日本的経営の中で、採用時点の差が一種の身分制度のように将来の昇進にも大きな影響を及ぼすからこそ、日本社会では他の国以上に大卒女子の就職問題が大きな意味をもっているのです。


組織における能力主義が徹底していれば、採用した後も本人の能力や資質、努力によって昇進などは決定されます。


会社から会社へという移動もひんぱんに行なわれます。


採用する方もされる方も気軽に行なうことができます。


ところが日本では長い期間、組織の中に人材を抱えこんで、その組織にだか適応する人間をつくります。


大卒を採用するということは、長期間のそういう訓練の費用を負担するということにもなりますから、途中でやめる可能性の高い女子を幹部としては採用したがらないのです。


女性に対する根拠のない偏見より、こうした日本的な経営における長期間の人材養成の慣行が、大卒女子の就職を困難にしていると考えられます。


この慣行は、女性の立場からすれば不合理きわまるものですが、コスト計算を厳しく行なう会社にとってはそれなりの合理的な理由となっています。


なので、大卒の女子で日本的企業に入ろうとする人は、自分が途中でやめない、職業継続の条件をもっていることを個別に証明しなければなりません。


それは、口頭で言明するだけでは説得力がないのです。


多くの女子学生が入社時は熱心に職業継続の意志を表明しますが、途中で退職していきました。


その意味からは、資格試験はここでも役に立ちます。


男性にも難しい資格試験を通ったくらいなら、能力だけでなく意欲もあるだろうという証明になるのです。

リサイクルを考える

今回のテーマは、「リサイクルを考える」です。


モデル地区での新方式のごみ収集実験が好成績をあげるにつれ、それを市の全域に導入するのが市の当局者の間で決定的となりました。


ただし、その前に対処すべき2つの課題がありました。


1つは、分別収集後の廃プラの処理についてです。


それをそのまま焼却施設に入れるのでは分別の意味がありません。


・・・といって埋立地に直送してそのまま処分するようでは、埋立地を長持ちさせ、地盤も安定させたいとする市の方針にとっては、かえってマイナスとなりかねません。


そこで市は溶融固化装置を導入し、廃プラの容積を元の30~40分の1に減容固化することにしました。


のみならず近い将来には、廃プラの再利用の可能性を探っていきたいといいます。


2つは、新方式の真の効果についてはコスト問題を抜きにして語れないことです。


この点に関して高知市は、実に巧みな方策を編み出しました。


つまり、市の生ごみ収集は週2回であるため、全市域を月木と火金の収集区域にニ分すれば、水曜日は空くことになります。


そこで水曜日に廃プラだけの収集を行えば、現有の人員、車輌等で足りるかもしれず、少なくとも最小限の人員・車輌の増に抑えることができる、というのです。


こうして高知市では水曜日が「プラスチックの日」と定められ、全市域にわたって廃プラだけの収集が行われることになりました。


このアイディアには市の職員組合の理解と協力も得られたため、廃プラ収集は既存の人員・機材で行うことができることになりました。


リサイクルトナーのように素晴らしいアイディアですね。


1990年1月24日の水曜日からプラごみ収集が開始され、全市域にわたって5分別収集がスタートしたのです。

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