東京湾の埋め立てはどこまで可能か 3
東京湾の環境を守る立場から考えてみます。
東京湾は今でも埋め立てで水面がだんだんと少なくなってきています。
水量にも限度があります。
そこにいろいろな汚い水が流れ込んでいます。
東京都市圏の2千万人が使った水が流れ込んでいます。
そういう汚い水は、広い水面の上で波立つ大量の水や、海辺の砂や日差しといった自然の力によってきれいにされます。
これは川や海の自浄作用と呼ばれています。
しかし東京湾の水面が埋め立てによって少なくなると、この自浄作用が弱まってきます。
そういう点を厳しく指摘する、自然環境を守る立場の人達がいます。
自然の力が弱まるという点でもう一つの議論があります。
東京湾を埋め立てると、湾からの海風が内陸部に到達する力が弱まってきます。
海風は海の冷たい温度を東京の内陸部に持ち込んでくれます。
それによって内陸部の気温が下げられます。
そういう点では水面が広い湾や湖に面している都市ほど、夏のむさくるしい暑さを海風が拡散してくれます。