廃棄物はどこに捨てるか
江戸時代に利根川の流れを切り変えて、銚子の方に河口が移りました。
それで利根川が運ぶ大量の土砂は、東京湾に流れ込まなくなりました。
それでも荒川は埼玉県の奥にその源をもっていますから、埼玉県の土砂を少しずつ運んでくるし、多摩川は奥多摩の土砂を少しずつ東京湾に流し込んでいます。
これらの土砂によって船路が常に埋まってゆき、そのまま放置すれば船の底が海底にぶつかることになります。
このため航路の湊洪が必要になります。
凌深土砂は何らかの形で埋立地の材料にされます。
一方、東京が東京湾に面している限り、建設残土を湾内に持ち込まざるをえないという問題があります。
たとえば都内で古いビルを新しいビルに建て替えようとすれば、古ビルを基礎まで壊さなければなりません。
土も少しは掘らなければなりません。
壊したコンクリートのガラクタや掘り出した土砂はどこかに捨てなければなりません。
しかしいらない土砂で野菜 種などをつぶしては困るので、場所を考えなくてはなりません。
もちろんこれらの建設残土を東京湾内で全部処理することはありません。