トラウマの影響
多くの人にとって、誕生は最初の大きなトラウマになります。
胎児のからだは産道をとおるために小さく圧縮されていますが、楽に出産したときは、赤ん坊も最初の呼吸がしっかりとできて、からだがすぐに大きくひろがってきます。
・・・不幸なことに、現代の多くの出産ではそのプロセスが正常に作動せず、からだがじゅうぶんにひろがらないので、赤ん坊にアンバランスやゆがみの素因をもたせることになります。
出産以外でも、物理的・心理的なトラウマによって呼吸のプロセスが阻害されていることがあります。
強いトラウマのショックで、わたしたちの多くが呼吸を途中で急にとめ、そのままリズムが固定してしまっているのです。
そのことが、ほかのどの要因にもまして、さまざまな症状の原因になっていると、わたしは信じています。
呼吸が妨害されると、生命力をもつとも多く必要とするときにかぎって、それが弱ってしまうのです。
そのトラウマは異常行動のパターンを生みだします。
それはからだにじょじょに拡散していって、どこかにとどまり、好ましくない影響をおよぼすのです。